日付関数
日付関数一覧
DATE関数:
年、月、日の値を基に日付データ(シリアル値)に変換する。
YEAR関数:
日付に対応する年を表す数値を返します。
MONTH関数:
日付に対応する月を表す数値返します。
DAY関数:
日付に対応する日を表す数値返します。
WEEKDAY関数:
日付に対応する週を表す数値を返します。
DATEVALUE関数:
文字列として格納された日付を、日付データ(シリアル値)に変換します。
DATEDIF関数:
二つの日付データの期間を、指定した出力形式で返します。
TODAY関数、NOW関数:
当日の日付を返します。
WORKDAY関数:
開始日から指定した稼働日数前(後)のシリアル値を返します。
NETWORKDAY関数:
開始日から終了日までの期間に含まれる稼動日の日数を返します。
WORKDAY.INTL関数:
定休日を指定して、開始日から稼働日数前(後)のシリアル値を返します。
NETWORKDAY.INTL関数:
定休日を指定して、2つの日付の間の稼働日数を返します。
日付のシリアル値は整数値、時刻のシリアル値は小数値です。
日付データは、セルの書式設定で表示形式を「標準」にすれば、シリアル値として表示されます。
DATE関数 は、年、月、日の値を基に日付データ(シリアル値)に変換する。
<書式>
DATE(年,月,日)
年:年を表す数値(1900~9999)
月:月を表す数値
日:日を表す数値
戻り値:日付データ(シリアル値)
<使用例>
B1セルに「2016」
B2セルに「6」と入力されています。
B3セルに「15」
DATE(B1,B2,B3) ⇒ 「2016/6/15」 日付データ(シリアル値)が返される。
YEAR関数 は、日付に対応する年を表す数値を返します。
<書式>
YEAR(日付データ)
日付データ:日付データ(シリアル値)
戻り値:年を表す整数(1900
(年) ~ 9999 (年) の範囲の整数 )
<使用例>
B1セルに「2016/6/15」(実態はシリアル値「42536」)と入力されている。
YEAR(B1) ⇒ 「2016」と、年を表す整数値が返される。
MONTH関数 は、日付に対応する月を表す数値返します。
<書式>
MONTH(日付データ)
日付データ:日付データ(シリアル値)
戻り値:月を表す整数(1~12
の範囲の整数 )
<使用例>
B1セルに「2016/6/15」(実態はシリアル値「42536」)と入力されている。
MONTH(B1) ⇒ 「6」と、月を表す整数値が返される。
DAY関数 は、日付に対応する日を表す数値返します。
<書式>
DAY(日付データ)
日付データ:日付データ(シリアル値)
戻り値:日を表す整数(1~31
の範囲の整数 )
<使用例>
B1セルに「2016/6/15」(実態はシリアル値「42536」)と入力されている。
DAY(B1) ⇒ 「15」と、日を表す整数値が返される。
WEEKDAY関数 は、日付に対応する週を表す数値を返します。
<書式>
WEEKDAY(日付データ)
(日付データとは、「シリアル値」をいう)
日付データ:日付データとは、「シリアル値」
戻り値:週を表す1~ 7
の範囲の整数
<使用例>
B1セルに「2016/6/15」と入力されている。
WEEKDAY(B1) ⇒ 「4」と、曜日を表す数値を返します。
DATEVALUE 関数は、文字列として格納された日付を、日付データ(シリアル値)に変換します。
<書式>
DATEVALUE (文字列)
文字列:日付の書式で記録された文字列
戻り値:日付データ(シリアル値)
<使用例>
DATEVAUE(”2016/6/15”) ⇒ 「42536」と、日付データ(シリアル値)が返される。
セルを参照する場合は、参照元のセルに日付データとして「2016/6/15」と入力するとエラーとなります。
参照元のセルに文字列として書式設定をするか、「'2016/6/15」と入力する正しい結果が得られます。
DATEDIF関数 は、二つの日付データの期間を、指定した出力形式で返します。
<書式>
DATEDIF(開始日付,終了日付,取得形式)
開始日付:日付データ(シリアル値)
終了日付:日付データ(シリアル値)
取得形式:以下の表に代表的な取得形式を示します。
戻り値:取得形式を表す整数整数を返します。
出力形式と出力結果の表です。
<使用例>
B5セルに「2000/4/1」、C5セルに「2016/6/15」と入力されています。
DATEDIF(B5,C5,"y") ⇒ 「16」 と、出力形式で指定された数値が返されます。
この場合は、「"y"」は年の表示なので、年の数値が表示されます。
DATEDIF(B5,C5,"d") ⇒ 「5919」 と、出力形式で指定された数値が返されます。
この場合は、「"d"」は日の表示なので、延べ日数を表す数値が表示されます。
TODAY関数は、 現在の日付に対応するシリアル値を返します。
NOW関数は、現在の日付と時刻に対応するシリアル値を返します。
<書式>
TODAY ()
NOW()
引数はありません。
戻り値:日付データ(シリアル値)
<使用例>
TODAY() ⇒ 「2016/6/15」(シリアル値:42536)
と、現在の日付を表すデータ(シリアル値)が返されます。
NOW() ⇒ 「2016/6/15 15:30」(シリアル値:42536.6458333333)
と、現在の日付と時刻を表すデータ(シリアル値)が返されます。
WORKDAY関数は、開始日から起算して指定した稼働日数だけ前/後の日付のシリアル値を返します。
<書式>
WORKDAY (開始日,日数,[祝日])
開始日: 起算日を表す日付を指定します。 (必ず指定)
日数: 開始日から起算して、週末や祭日を除く週日の日数を指定します。
(必ず指定)
○日後という、整数値を入力してください。(起算日は「0」、起算日の翌日は「1」・・・)
正の数⇒起算日より後の日付
負の数⇒起算日より前の日付
祝日
: 祝日や夏期休暇など、稼働日数の計算から除外する日付のリストを指定します。 (省略可)
戻り値:開始日の日数後の日付データ(シリアル値)
<使用例>
開始日=「2016/7/1」(Z1セル)開始日は、カウントされない。
日数=「7」(Z2セル)
祝日=祝日の一覧表が(B8:B24の範囲に格納)
=WORKDAY($Z$1,$Z$2,$B$8:$B$24) ⇒ 「2016/7/12」 と、日付を表すシリアル値が返されます。
NETWORKDAY関数は、開始日から終了日までの期間に含まれる稼動日の日数を返します。
稼働日とは、土曜、日曜、および指定された休日を除く日のことです。
この関数は、特定期間内の稼動日数を基準にして従業員の給与を計算するときに使用します。
<書式>
NETWORKDAY (開始日, 終了日, [休日])
開始日:起算日を表す日付を指定します。(必ず指定)
終了日:対象期間の最終日を表す日付を指定します。(必ず指定)
休日:国民の祝日や夏期休暇など、稼動日数の計算から除外する日付の任意の範囲を指定します。
戻り値:日数を表す整数値(開始日と終了日が同日の場合は、「1」)
<使用例>
開始日=「2016/7/1」(Z1セル)開始日は、カウントされる。
終了日=「2016/7/12」(Z2セル)
祝日=祝日の一覧表が(B8:B24の範囲に格納)
=WORKDAY($Z$1,$Z$2,$B$8:$B$24) ⇒ 「8」 と、日付を表すシリアル値が返されます。
WORKDAYS.INTL関数は、
開始日から起算して指定した稼働日数だけ前または後の日付のシリアル値を返します。
休日を除いて指定日数後の日付を知りたい場合に便利な関数です。( 定休日を任意に指定できます。)
<書式>
WORKDAYS.INTL(開始日, 日数,
[週末], [休日])
開始日:日付を指定します。(必ず指定)
日数: 開始日から起算して、週末や祭日を除く週日の日数を指定します。
(必ず指定)
正の数⇒起算日より後の日付
負の数⇒起算日より前の日付
週末:稼働日数に含めない、定休の曜日を指定します。
休日:稼働日の予定表から除外する日付の任意の範囲を指定します。
戻り値:日付データ(シリアル値)
<書式の追加説明>
週末の引数を表記する方法として、
「文字列で指定する方法」と「週末を示す週末番号で指定する方法」があります。
週末と言っても、理解しづらいので週末を定休日と言い換えて説明します。
文字列で指定する方法
週末の文字列値は 7 文字で表示します。(例:"0010001")
・文字列内の各文字は月曜日から始まる各曜日を表します。
・「1」は非稼働日
「0」は稼働日を表します。
上の例の場合は、水曜日と日曜日が定休日を表します。
また、「0000011」
と指定すると土曜日と日曜日が定休日になります。
週末を示す週末番号で指定する方法
週末を示す週末番号の一覧表は次のとおりです。
<使用例>
開始日=「2016/7/1」(Z1セル)開始日は、カウントされない。
日数=「7」(Z2セル)
週末(定休日)=「0010001」(水・日が定休日を表す文字列)
祝日=祝日の一覧表が(B8:B24の範囲に格納)
=WORKDAY($Z$1,$Z$2,$B$8:$B$24) ⇒ 「2016/7/11」 と、日付を表すシリアル値が返されます。
NETWORKDAYS.INTL関数は、週末の曜日とその日数を示すパラメーターを使用して、2つの日付の間の稼働日数を返します。
二つの日付の間の、休日を除いた稼働日数を知りたい場合に便利な関数です。( 定休日を任意に指定できます。)
<書式>
NETWORKDAYS.INTL(開始日, 終了日,
[週末], [休日])
開始日と終了日:日数を計算する 2 つの日付を指定します。(必ず指定)
週末:開始日と終了日の間の稼働日数に含めない、定休の曜日を指定します。
休日:稼働日の予定表から除外する日付の任意の範囲を指定します。
戻り値:日数を表す整数値
<書式の追加説明>
週末の引数を表記する方法として、
「文字列で指定する方法」と「週末を示す週末番号で指定する方法」があります。
週末と言っても、理解しづらいので週末を定休日と言い換えて説明します。
文字列で指定する方法
週末の文字列値は 7 文字で表示します。(例:"0010001")
・文字列内の各文字は月曜日から始まる各曜日を表します。
・「1」は非稼働日
「0」は稼働日を表します。
上の例の場合は、水曜日と日曜日が定休日を表します。
また、「0000011」
と指定すると土曜日と日曜日が定休日になります。
週末を示す週末番号で指定する方法
週末を示す週末番号の一覧表は次のとおりです。
<使用例>
開始日=「2016/7/1」(Z1セル)開始日は、カウントされる。
終了日=「2016/7/12」(Z2セル)
週末(定休日)=「0010001」(水・日が定休日を表す文字列)
祝日=祝日の一覧表が(B8:B24の範囲に格納)
=WORKDAY($Z$1,$Z$2,$B$8:$B$24) ⇒ 「9」 と、日付を表すシリアル値が返されます。