効率化の基本テクニック

参照方法

参照方法の重要性
参照方法は、「相対参照」「絶対参照」「複合参照」の3種類
「相対参照」は、参照元も一緒に移動
「絶対参照」は、参照元を固定
「複合参照」は、参照元の行・列の何れかを固定
参照方法の切り替えは、[F4]キーで簡単に!!

参照方法の重要性

参照方法は、効率化には欠かせない技術
    理解しなくても、計算結果は正しく導くことができることから、あいまいなまま作業されているのではないでしょうか。
    また、参考書の多くは基礎知識を紹介する程度で、詳しく記述されていないのが現状です。
    しかし、理想的な計算式を追及していく上では欠かすことのできない技術です。
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参照方法は、「相対参照」「絶対参照」「複合参照」の3種類

セル参照には、「相対参照」「絶対参照」「複合参照」という3種類があります。
    数式を他のセルにコピペしたときに、参照元の番地を移動するかどうかを指定するものです。
    計算式を基準になるセルに入力して、下のセルにコピペします。
    すると、下のセルにも正しく計算されます。
    それは、セルの参照元も正しく設定されたからです。
    一つの計算式の中に、「相対参照」「絶対参照」「複合参照」が、混在することも可能です。
    それぞれの環境に応じて、この参照方法を使い分けると計算式の入力作業を大幅に軽減することも可能になります。
    また、不可能だと諦めていたことも可能になります。
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「相対参照」は、参照元も一緒に移動

相対参照:
   
数式をコピペしたとき、そこのセル範囲に合わせて行番号・列番号が変化する参照方法です。
    相対参照のセルの表記方法は「E4」の様に列行の順に表記します。
<具体例>
    E4のセルに「=C4*D4」と入力します。
    その計算式を下方向(E5~E9セル)にコピペすると、正しく計算結果が表示されます。
    E4の計算式をコピペするので、「=C4*D4」となるはずです。
    しかし、計算式をコピペするとE5セルの計算式は「=C5*D5」となっています。
    それは、計算式を設定するセルとともに、参照元も下方向に移動します。
    この様な参照方法を相対参照と言います。
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        Excel相対参照
     
   
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「絶対参照」は、参照元を固定

絶対参照:
    数式をコピペしたとき、行・列ともに固定させる参照方法。
    絶対参照のセルの表記方法は、「G3」の相対参照の表記に、「$G$3」の様に列・行の番号の前に「$」記号を前置します。
    計算式を列方向・行方向にコピペしても、参照元が移動しない参照方法を絶対参照と言います。
    何故、相対参照だけではいけないのでしょうか?
    なかなか理解しづらいのではないかと思いますので、具体例を示して説明してみます。
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<具体例>
    商品の金額から消費税を求める計算式を考えてみたいと思います。
    ・税率は、変更される可能性があるため、A2セルに税率を入力しておきます。
    ・消費税は、A2セルの値を参照する様に計算式を設定します。
    ・税率のセルの値を参照することで、税率に変更が生じても計算式を修正する必要がありません。
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    早速、消費税の基準のセルに計算式「=E4*A2」を入力しました。
        しかし、基準のセルの計算値は正しいのですが、その下のセルの値はエラーが表示されていません。
    何故このような結果になるのか、考えてみましょう。
        計算式「=E4*A2」の場合、「E4」セル、「A2」、何れも相対参照です。
        計算式を、直下のセルにコピペすると、「E5*
A3」となり参照元は1つずつ下へ移動しています。
        E5」の場合、正しく左横を参照しているので、問題ありません。
        「A3」セルの場合、税率より下の「日付」の文字列を参照していることがエラー表示の原因となっています。
        税率の場合は、参照元が移動してしまっては正しい計算結果を得られません。
        つまり、絶対に税率のセル(A2)を見なければなりません。
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            Excel絶対参照
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  その様な場合、税率のセル絶対参照することによりその問題を解消することができます。
        「A2」のセルを絶対参照にする。つまり、「$A$2」と変更することで、絶対参照にすることができます。
        絶対参照にすることで、税率(A2セル)は移動しなくなるため、正しく税率を参照します。
         したがって、どこのセルからでも、税率を参照し正しく消費税を取得できる様になりました。
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「複合参照」は、参照元の行・列の何れかを固定

複合参照:
    数式をコピペしたとき、行と列の一方を変化、他方を固定にする複合型の参照方法。
        絶対行参照:複合参照のうち、行だけを固定する方法
        絶対列参照:複合参照のうち、列だけを固定する方法
    行番号、列番号を固定させるには、セル番地の行番号、列番号の前に「$」を付けます。
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<具体例>
    あるイベントの、入場料金を求める一覧表の作成を考えてみたいと思います。
    ・B1セルに一般料金が入力されています。
    ・学生割引(小学生~大学生)があります。
    ・学生の人数に応じて更に割引されます。
    ・小学生の10人以下のセルに計算式を入力し、他のセルはコピペで完成します。
        (コピペで計算式を完成することで、大幅な時間の短縮が可能です。)
    Excelの絶対参照
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作業前の確認
    ・計算式を単純に考えると、「=一般料金*(1-学生割引率)*(1-人数割引率)」
        相対参照で考えると「=B2*(1-B5)*(1-C4)」の式が考えられます。
    ・一般料金は、コピペしても絶対に移動してはなりません。
        「B2」⇒絶対参照にする(「$B$2」)
    ・学生割引率については、
        列方向には移動しては困ります。
        行方向は移動しなければなりません。
        「B5」⇒
絶対列参照(「$B5」)
    ・人数割引率については、
        列方向は移動しなければなりません。
        行方向には移動しては困ります。
        「C4」⇒
絶対列参照(「C$4」)
C5セルの計算式は
    「=B2*(1-B5)*(1-C4)」⇒「=$B$2*(1-$B5)*(1-C$4)
C5セルの計算式を、C5~G8のセルにコピペで表を完成
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参照方法の切り替えは、[F4]キーで簡単に!!

セル番地を選択状態で「F4」キーを押すと参照方法が順次切り替わります。
    「F4」キーを押すごとに、以下の順で変化
       A1(相対参照) → $A$1(絶対参照) → A$1(絶対行参照) → $A1(絶対列参照) → 
A1(相対参照)
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