2000年問題
何故、年を表す数値は2桁から4桁にしなければならなかったのか?
当初のコンピュータでは、CPUの能力やメモリーは貧弱でなるべくコンピュータの負担にならないように年は2桁で取り扱われていました。
年だけではなく、月も節約のため1桁で表現されていた例もあります。
(10月を「X」、11月を「Y」、12月を「Z」で表現されていました。)
1998年の場合、年を2桁で表現するとコンピュータ上では「98」となります。
1998年より遅い2000年の場合「00」となります。
「98」と「00」では、年が逆転してしまい、矛盾が発生してしまいます。
それが俗に言う、「2000年問題」です。
それが、年を本来の4桁で取り扱うこととなった理由です。
しかし、影響がどこまで及ぶのか、想像もつきませんでした。
多くのプロが長い年月をかけて、対策をしてきましたがそれでも何かの問題が発生するのではないかと心配されていました。
しかし、実際には、大きな混乱もないまま移行することができたと聞いています。
(細部には、問題があったのかもしれませんが・・・。)
ページトップへ