データのタイプ
Excelで使用するデータタイプ
数値(日付(シリアル値)を含む)
Excelで取り扱うデータタイプは、数値/文字列/論理値/エラー値/配列があります。
TYPE関数の戻り値をデータタイプとしています。
ここでは、認識しておいてほしい数値(日付(シリアル値)を含む)と文字列について紹介します。
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数値データの大きな特徴は、計算に使用できるということ
数値データは計算できるという点が大きな特徴です。 文字列は、計算ができません。 標準の文字の配置は、 数 値:右詰め 文字列:左詰め |
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数字は、入力されると自動的に数値と認識
半角であろうと全角であろうと、数字が入力された場合は「数値」として取り扱われます。
⇒新しいワークシートのセルに数字を入力します。
⇒半角の数字が右詰めで表示されます。
⇒データのタイプとしては、「数値」として取り扱われます。
「数値」の場合は、自動的にセルの書式設定(表示形式)は標準(半角・右詰め)で設定されます。
よく聞く、「全角で表示したいので全角で数字を入力したのに半角の文字になってしまう。」
というのは、この仕組みが原因です。
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数字と文字を続けて入力すると文字列と認識
数値に単位を付けて表示したい。
計算結果に、任意のセルの値を連結して表示したい。
などの場合は文字列として、取り扱われます。
例:「10個」などとセルに入力された場合は、文字列として取り扱われます。
セルの書式設定がされていない場合ならば、文字列と同じ配置(左詰め)されます。
追記: 数字と文字列を同一セル内に表示させようとすると、文字列扱いになってしまい計算できなくなってしまいます。
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数値データとしてセルの書式設定で数字と単位・文字を同じセルに表示
データのタイプを数値データとし、表示形式(ユーザー定義)で文字列を追加表示することで対応できます。
数値データとして扱うことができるため、計算も自由にできるのがこの方法の優れたところ。
単位を付けると計算ができないと諦めやむを得ず、単位を別セルに入力し対処しているワークブックを時々見かけます。
しかし、セルの書式設定(ユーザー定義)をすることで、
数値データとして取り扱い単位などの文字を同一セルに表示することも可能になります。
上の赤枠内を選択⇒セルの書式設定⇒[セルの書式設定]フォーム(下図)が表示
⇒表示形式タブをクリック⇒分類リストの「ユーザー定義」を選択
⇒種類の枠に「0個」と入力⇒[OK]をクリック
追記:「文字としての数字」と「数値」の違いは理解しづらい知識のうちの一つです。
しかし、しっかりマスターしてほしい知識のうちの一つです。
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日付データも数値データの一つ
日付のシリアル値は、1900年1月1日から何日目という整数値です。
そのため、日付データは数値として取り扱われます。
シリアル値を書式設定(日付の書式)に設定し、日付データとして使用されています。
日付のデータが入力されたセルの書式を、標準の表示形式や数値に設定するとシリアル値が表示されます。
また、逆に普通の数値を日付の書式にすると、日付の表示になります。
以上のことから、日付データも数値であると認識していただけると思います。
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時刻データも数値データの一つ
時刻のシリアル値は、1日がシリアル値「1」だと考えると、
1日は24時間なので、1時間は「1/24」です。
24時は「24/24=1」
そう考えると、時刻データは「1」以下の数値と言うことになります。
つまり、シリアル値のうち小数部分が時刻データを表すことになります。
日付は、シリアル値の整数部分(詳細は、「日付(シリアル値)」のページを参照してください)
時刻は、シリアル値の小数部分(詳細は、「時刻(シリアル値)」のページを参照してください。)
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